2011年9月21日水曜日

4週間経過&疑問


スプ子が我が家にやって来て、早いもので今日でちょうど4週間が経つ。
その間、健康診断、公園デビュー、留守番、友人の来訪、譲渡会の見学、ヒート・・等々いろんなことがあった。



いつもの公園で。



当初から何より気になってた犬歯のことだけど、こうなった経緯について、毎日考えないことはなかった。
ところがこれまで、犬歯をカットしなければならない程の状況は・・・まったく起きてない。

スプ子はちょっとばかり支配性が強い。
それでこれまでの階級闘争ではフィオには勝った。
そして目下のところ、次のターゲットはクロエになったみたいだけど、さすがにクロエには勝てない。しかしスプ子はなかなか諦めない。
今朝もご飯の後、クロエに一喝されてからもクロエの周りをぐるぐる廻っていたw。。


似てるともっぱらの噂のアメリ。




今すごく疑問に思っていることがある。

激怒症候群について。
所謂激怒症候群のイヌって、症状が起きた時の状態と普段の状態とは、まったく様子が違うんだろうか?ジキルになってる時とハイドになってる時のそれぞれの犬格(人格)にはまったく関連がないんだろうか?

つまり、激怒するイヌは普段からキレ易くて、扱いには日頃から注意が必要なのか?
いや、普段はまったくいい子なのに、キレたときだけ犬格が激変するんだろうか?
スプ子は多少支配性は強いとはいっても、普段はまったくおりこうさんで、よく言うことも聞いてくれるいい子だ。クロエとフィオとだって、しょっちゅう階級闘争をしてるワケじゃない。何もない時はスプ子の方から勝手に寄って行って、くっついて寝てることもある。なので、前者が激怒症候群の症状であれば、スプ子はそうじゃないと思う。
後者がそうなのであれば、まだ分からないということになる。

それから、普段とスイッチが入った時のギャップが大きい場合、もちろん個体差はありそうだけど、そのスイッチオンになるインターバルはどの程度なんだろうか?1日おきなのか、週に1回なのか、月に1回なのか、はたまた半年何もない、なんてこともあるんだろうか?
それによって、スプ子の養生期間が左右されてくると思う。。

この辺りの経験もしくは情報をお持ちの方がいらっしゃれば、ご教授下さると助かります。


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8 件のコメント:

アディパパ さんのコメント...

αか激怒かは審判が下されていませんので参考になるかどうか・・・(汗
一例としてアディの突発性事故について申しますと、

嫌がる事をされた時(我慢の限界を超えた時)に威嚇噛みをしてきたとします。その時に牙がかする程度のヒットで済めば牙には何も咥えれられていないのでアディのテンションが直ちに下がり素面に戻ります。この様な時は何度もあります。・・(汗)
ところが、この威嚇噛みがヒットしてしまいアゴに獲物が入ってしまうと逆上率が一気に200%オーバーを超え、獰猛な野獣化してしまいます。
この状態になると完全に咥えているものを離す事は無く、仕留めの段階ですね。私はこの状態から喰い付かれた手を取り戻すのに何度かアディを気絶寸前まで追い込んでおります。この行為が仇になり、私に対しては完全な信頼関係は成り立っていないと思います。(滝汗)

娘が襲われた時は、リビングで転寝しているアディを後ろから不意に触れただけで、触れた際に目の前にあった娘に腕に咬み付いてきました。この時は威嚇咬みかどうかは、私がその場にいなかったので判別が出来ませんが、妻が掃除機のポールでけん制して娘から引き離した様です。その後も、妻と唸るアディがにらみ合いになっている所に私が合流して、マテ」「ダメ」のコマンドを繰り返し発令して、やっとアディのテンションが下がってきてケージに逃げていきました。

毎日、公園で他の犬達、柴やこのサイズのMIXを見ていると、嫌がる事をされて我慢しているアクションは然程大差は無い様に思います。
そのレベルを超えると、アディは威嚇咬みのアクションが、かなり本気モードになってきていますが、かわせられると機嫌が悪くなる程度で落ち着きます。しかし、威嚇咬みがヒットしてしまうと、・・・一気にレッドゾーン突入した様に獲物に喰らい付いた野獣化してしまうようです。(泣)

後、アディがケージ内にいる時、掃除機の吸引パイプでその外側を吸っている時、いきなりケージの隙間からマズルが飛び出してきて、吸入パイプを持つ親指の皮膚をアディの前歯で削ぎ落とされた事がありました。アディの警告唸り声は吸引ノイズでかき消されていたので、全く気が付かなかった私の落ち度でしたが、この時もアディの形相は充血した眼光で野獣化していました。
このように、威嚇咬みからヒットしてしまうとテンションを下げる事が無いのです。つまり、『威嚇咬みヒット⇒テンションUP⇒逆上本咬み』の構図になってしまう様です。(苦)
現時点では不意に触らない事が家族の中での事故予防策として実行しています。
私は、この構図の手前に必ず「唸り」という警告信号発令があれば未然に防げますので、唸りを発令する威嚇工程を飛び越す事なく、この境界線を告知する術を踏んで貰うにはどうすれば良いか模索中です。(苦笑)

問いには、アディの場合は威嚇から咥えてしまうと一気に野獣化してしまう様です。口から獲物が外れると素面に戻せる事が出来ますが、咥えている間は聞く耳を持たないようですね!(涙)

クロフィオ さんのコメント...

>アディパパさん

詳細なコメントありがとうございます。
お手数をお掛けしてしまい、申し訳ありません。

アディちゃんのお話しを伺うと、自分の気に入らないことに対して牙を向く、ということですね。「気に入らない」の我慢限度ラインがどの辺りに在るかは別として、とりあえず入力に対しては、自分の意志によって反応するという確信犯的行動と理解して良いのでしょうか?牙がヒットするしないによって以後の状況が違ってくる様ですが、その結果は別として、牙を向くという反応がアディちゃんの意志によって成されるわけですね?

どこまでが支配性の強さによる攻撃性で、どこからが激怒症候群なのかという点については明確な線引きが難しいそうですね。
これに対して、僕は「自分の意志とは無関係に攻撃する」のが激怒症候群と理解していました。つまり脳の病気などによって起きる、一種のてんかん発作の様なものですね。
すみません、僕の理解は限られた、主にWEB上の情報や激怒症候群について書かれた本を元にしていますので、間違っているかもしれません。。

「台所で静かに新聞を読んでいただけなのに、いきなり噛み付かれた」
「激怒状態から醒めた後は、申し訳なさそうに凹んでいる」

こんな話を聞くと、「じゃあ、支配性の強弱や元々の性格とは関係なく、発作によって咬んじゃうのか」と思ってたわけです。
アディちゃんの場合・・・お聞きした話では支配性の強さから来る様な印象を持ちました。

スプ子は何をしても僕に対しては怒りません。
何をされても唸る様なこともありません。

なのでもしも、上に書いた様な「発作」が潜んでいるのなら、まだ分からないなと思った次第です。
「普段はまったく問題がないいい子なのに、ある日ある時突然豹変する、なんて子が居るんだろか・・?」そう思いました。
アディちゃんは「突発性・・」とは違う様ですね。

あ。ところでアディちゃんは人ではなく、他のイヌに対しても噛み付いたことはあるのでしょうか?
スプ子はフィオとの小競り合いの時に、フィオの耳に噛み付きましたが、すぐに引き離せる程度でした。怪我もしていません。

カトママ さんのコメント...

こんばんは。カトママと申します。いつもコメントを入れようとトライするのですが失敗ばっかりなんですが。今回は入るでしょうか。

以前フリスビー大会で会ったレイジ持ちスプの飼い主さんにお話を伺った事が有ります。2頭の内1頭だけですが、例えば今の今まで飼い主さんの元でお腹を見せて甘えてたのに
何もないのに急にガルったりするそうで何がガルのスイッチなのか全く判らないとおっしゃってました。だから飼い主さんもいつ何どきキレるか判らないから怖い事も多いけど何もない時は甘え上手で可愛い子のだと言っておられました。
そう頻繁にキレる訳でもなさそうでした。そして当の本人(犬)もそれは何故か判らない感じに見受けられると言ってました。それこそ人間の癲癇のように脳の病気なので犬も
好きでキレてる訳でもないようですから難儀ですね。

アディパパ さんのコメント...

咬まれた第一波は長男がトリーツを見せて「オテ」を誘導している時に起こったそうです。
一度は従ったのですが二度目にトリーツを持っている指に襲い掛かって来ました。生後5ヶ月程の時だったと思います。
主食のフードも床に置いて食べさすと近づけなくなるので、行動学の先生の指導の下、食器を手に持ったまま食べさせています。現在でも!(汗)

犬相手には初対面では目を合わせません!
面識が出来ても先に匂いを嗅ぎに行く方ですね!
そのときに攻撃されれば一旦引き下がります。が、威嚇吠えは致します。向かっていく事は無いようです。

ココが問題なのです。この時は対戦相手とは離れていますのでこれ以上はテンションが上がらない様ですが、取っ組み合いになった時は想像が付きません(汗)
「アディ対人間の手」では俊敏性に劣りますのでどうしてもアディのマズルに捕まってしまうわけで、かわせれれば無かった事で終われるのですが、お口に捕まってしまうと変貌されてしまうのです。
この時には飼い主でも他人でも全く眼中に無いようですね!ココが病的と言えば病的なのですが・・・(汗)

>「台所で静かに新聞を読んでいただけなのに、いきなり噛み付かれた」

この状況下でも新聞を読んでいる間にはいろんなスイッチが考えられます。「新聞紙をめくる音」「台所での挙動や仕草」「鼻歌や独り言」・・・などなど、

私が激怒症候群に対しての解釈は、ある刺激のスイッチによる犬性の変貌だと考えています。この刺激が「些細なキライな事や我慢して従っている事」なのかと思います。反対に言えば何もしない、していない状況で発作を起こすことはないと思われますが・・・。

てんかん的な発作と考えるならば、寝ている犬が発作によって急に目を覚まし、近くのものを攻撃するシーンを考えなければなりません。これでは誠に病的なので一度でも発症すれば患者犬は必然的に生かされない訳で、一般家庭では手に余すどころか市場には存在出来ないと思います。
よって、この点を「激怒症候群」と考えるならば、アディは感情を高ぶらした相手をお口で確保した時に異常なまでに逆上するスイッチをもっているので発作的なものではないと考える方が妥当でしょうね!
この異常な程の逆上な症状に至るまでに手は打てると考えていますから参考症例を日々模索しております。

スプ子ちゃんもアディのようなスイッチがあるのであれば犬歯に謎は直ぐに解けるのですがねぇ~・・・。

クロフィオ さんのコメント...

>カトママさん

こんばんは。はじめまして!

コメント入れるの、難しいですか?
他にも同様におっしゃってた方がいらっしゃったので、このブログサイトの問題でしょうか。。

>例えば今の今まで飼い主さんの元でお腹を見せて甘えてたのに
何もないのに急にガルったりするそうで何がガルのスイッチなのか全く判らないとおっしゃってました。だから飼い主さんもいつ何どきキレるか判らないから怖い事も多いけど何もない時は甘え上手で可愛い子のだと言っておられました。

これはまさに僕のイメージ通り(!)の症状です。
つまり「普段は良い子なのに、いきなり豹変する」という予測不可能なタイプ。。
僕の知り合いの場合は、それでも豹変の直前には兆候があり、それは大抵の場合「目がイッテる」ということを言っていました。さらに文献によるとヨダレを垂らすというのもありました。
おそらくこれらは脳内のセロトニンの分泌異常による攻撃性の抑制が効かない
状態とのことでしたが、セロトニンの検査ともなると一般のクリニックでは
出来ないそうなので、大学病院にでも連れて行ければ分かるかもしれないそうです。

こういった、支配性の強さによる攻撃性とは明らかに違った症状の場合は、訓練で改善するということが不可能なので、対応は薬を使った行動薬理学という分野の手法に委ねるようです。
それでも根本的な治療法というものは無い様ですね。。
しかし病気となると、本人(イヌ)も飼い主も不幸なことですね。

貴重な情報をありがとうございました。大変参考になりました。

クロフィオ さんのコメント...

>アディパパさん

こんばんは!

いつもコメントをありがとうございます。

アディちゃんは5ヶ月目からやっちゃったんですね。
現在もご苦労の絶えない様子、お察し致します。。
ですが、スプ子の様に犬歯を削る様なこともせず、真摯にアディちゃんと向き合われてる様子に感銘しております。

アディちゃんの他のわんこに対する反応ですが、おっしゃる通りアディパパさんのリードを持つ手が取っ組み合いを許さない状況なのでしょうから、小競り合い以上に発展してないわけですね。
ここでふと疑問に思ったのですが、アディちゃんは家の中ではクレアちゃんとは良好な関係なのでしょうか。お二方は室内では互いにフリーなのでしょうか?
我が家にも2頭の先住犬が居ますから、その辺りは気になります。。

>私が激怒症候群に対しての解釈は、ある刺激のスイッチによる犬性の変貌だと考えています。この刺激が「些細なキライな事や我慢して従っている事」なのかと思います。

なるほど・・やはりなんらかのスイッチが存在するわけですね。。
たしかに「ただ新聞を読んでただけ」の中にもイヌから見て、いろんな動きの要素がありますね。
僕の知ってるイヌには、「背後で何かをしてた時」に攻撃する子がいます。
ただその子の場合は相手によりますが。。

>てんかん的な発作と考えるならば、寝ている犬が発作によって急に目を覚まし、近くのものを攻撃するシーンを考えなければなりません。これでは誠に病的なので一度でも発症すれば患者犬は必然的に生かされない訳で、一般家庭では手に余すどころか市場には存在出来ないと思います。

こういった状況の例は実際にあるようで、イギリスではスプの安楽死の原因のNo.1がレイジだそうですね。

本当に難しい症状と思います。
大体名称が「症候群」ですから。。個々にみんな違うでしょうし、故に対応策にも決定版は無いわけですから。
スプ子はレイジと決まったわけでもないですから、というより、そういった兆候が無いだけに「犬歯のナゾ」と「遺棄の理由のナゾ」が深まるばかりです。

アディパパ さんのコメント...

>アディちゃんは家の中ではクレアちゃんとは良好な関係なのでしょうか。

現在、屋内ではアディがクレアに対してマント行為は定期的に見られます。(アディは生後5ヶ月で去勢、クレアは避妊はしていません。)屋外の公園でも他のワンコ達がいるときに限って、まるでアピールするかの様にマウント行為をいたします。これをクレアにした時は体重差が3倍ほどありますので、クレアの腰に負担を掛けない為にも直ぐ様、止めさしています。(汗)


>お二方は室内では互いにフリーなのでしょうか?

我家はアディもクレアも日中は家族同席の時や数十分程度の留守はアディは1階でフリー(2階には上がらないように躾ています)深夜はケージイン。クレアはオールフリー。


捕捉:これもWEB誌上の文献での事ですが「激怒症候群」の定義は「人間に対して、犬に対してはこの症例としない」と有りました。


そして、別件の

>例えば今の今まで飼い主さんの元でお腹を見せて甘えてたのに・・・

このことも症例で良く目に致しますが、
この短編の文章での状況だけでは判断がつき兼ねますが、「お腹を見せる=飼い主に甘えてる」は一概には決め付けれない訳で、人間側から見て本当に甘えている行為なのか、もしくは、飼い主に対して階級認識表示なのかは判別が付かないので、もしお腹をみせていて、この時に飼い主が手でさすっている時には牙を剥いて来る事も十分考えられます。後者側なら「お腹を見せる事=お腹をさする事=犬が歓迎する事」にはならないと考えています。ここで、「・・・=犬が歓迎する事」ではスイッチになる事は希薄ですが「・・・=犬が仕方なく」の図式だとすると些細なストレスになりえます。これも複合的に考えれば十分なスイッチなると考えています。
アディを見ていれば、お腹を見せても牙を剥きますし、他人にアゴを撫ぜさしても一定時間は我慢している様ですが限度を超えると唸ります。

飼い主の証言は油断の中からの事故が殆んどなので詳細な状況には参考程度にしかなりません。あらゆる角度から綿密な状況診断の中から探っていかないと些細なスイッチになるパーツは発見出来ないでしょうね。このパーツを確定に至るまでに何度かの怪我を覚悟しなければなりません。

それなら安楽死に・・・と、結論は致し方がない事かもしれませんが(滝汗)
この命を出生さした当事者の責任は・・・?

そして、支配性の強い子が甘える行為は「?」を抱きながら接していった方が「もしも」の時に冷静な対処が可能になり得ます。
まだまだ油断で出来ずに心労を強いられるでしょうけれども、万が一を想定して様子を見ていって下さいませ。

クロフィオ さんのコメント...

>アディパパさん

何度も質問にお答え頂き、ありがとうございます。

アディちゃんはクレアちゃんに対してはマウント止まりで、牙を向いたことは無いのですね。人に対してのみ、噛み付くのですね。

我が家のクロエは熟睡中に不意に触ると、時として条件反射的に噛み付こうとすることがあります。
一瞬の行為の直後に、目が覚めた様に「はっ!」として我に返る感じです。
これが人間の僕に対してなら牙がちょっと当たるくらいなのでいいのですが、フィオに対して行為に及んだ時は、フィオも反撃するので流血事件になりました。
実はスプ子がうちに来て間もない頃、クロエはスプ子にもこれをやったことがあります。おそらくスプ子の足がクロエに触ったりしたのでしょう。寝てるところを突然襲われたスプ子は悲鳴を上げながら逃げ惑い、さらにキャンキャン鳴き続けました。
つまり我が家にはもう1匹、もともとやばいヤツが居たワケです。。w
(ただ、普段の意識下では絶対に起こりえません)

>人間側から見て本当に甘えている行為なのか、もしくは、飼い主に対して階級認識表示なのかは判別が付かないので、もしお腹をみせていて、この時に飼い主が手でさすっている時には牙を剥いて来る事も十分考えられます。

>アディを見ていれば、お腹を見せても牙を剥きますし、他人にアゴを撫ぜさしても一定時間は我慢している様ですが限度を超えると唸ります。

複雑かつ深いですね。。

そろそろ一月になりますが、やはり油断はしない方が良さそうですね。
今スプ子は家中フリーで(他のみんなもそうですが)、夜は僕のベッドで一緒に寝ています。やはり寝首を掻かれない様に注意は必要なのかもしれませんね。。「もしも」がこのままずっと無いことを願っています。